今週の各ツアーの予定は以下のとおりです。
米PGAツアーは、東海岸サウスキャロライナ州で「RBCヘリテージ」が開催されます。「マスターズ」の翌週なので、通常であれば主力選手は休養にあてるのですが、今年は例年以上の顔ぶれとなっています。「マスターズ」でまさかの予選落ちをしたダスティン ジョンソン、18位タイの成績をあげたコリン モリカワ、世界ランキング10位のパトリック キャントレー、世界ランキング9位で昨年のこの大会の覇者ウェブ シンプソンらが出場します。
この大会には小平智も出場します。2018年に米PGAツアー初優勝を成し遂げた記念すべき大会です。おそらく小平はこの大会に優勝しなければ、米PGAツアーカードを失うはずです。2018年の優勝で2年間のツアーカードを手にいれ、コロナ禍で1年延長となり、今回の大会がちょうど丸3年となるためです。
小平は米PGAの下部ツアーにまわってプレーし、実績をあげてまた戻ってくるか、それとも日本に帰るかの選択を迫られます。日本に戻ったとしても、日本ツアーは試合数は少なく、大会の賞金総額も減少している現状をみると、なかなか厳しそうです。賞金金額は米PGAほどではないにしても、試合数が多い米下部ツアーでプレーし、米PGAツアーへの復帰を目指すほうが、将来的な展望があるような気がします。奥さんの美保さんとは別居生活が続くことになってしまいますが、、、
米LPGAは、今週はハワイで「ロッテ選手権」が開催されます。優勝者はトロフィー授与式で、現地のダンサーとともにフラダンスを踊るので、ご記憶の方もあると思います。今回日本から多くの選手が出場します。河本結、畑岡なさ、上原彩子、山口すず夏、渋野日向子、野村ハルの6名です。松山が「マスターズ」を制覇したニュースにおおいに奮い立って、好成績が期待できかもしれません。
欧州男子ツアーは、オーストリアで「オーストリアゴルフオープン」が開催され、川村昌弘が出場します。
日本男子ツアーは、今週ようやく「東建ホームメイトカップ」でシーズン開幕です。この大会には金谷拓実が出場します。金谷はアメリカのマネジメント会社と契約し、今年から本格的に欧州ツアーに参戦する計画です。アマチュア時代の実績といい、すでにプロとしても優勝している実力から、間違いなく松山の次に世界を狙える逸材です。今から10年間の彼の成長と活躍がとても楽しみです。