マシュー ウルフ 大スランプ

マシュー ウルフ(世界ランキング26位)が大スランプに悩んでいます。オクラホマ大学を卒業してすぐに、スポンサー推薦で出場した「3Mオープン」で優勝し、米PGAツアー1勝をあげました。コリン モリカワ(同4位)、ビクター ホブランド(同15位)と並んで、今後米ツアーを牽引していく有望な若手選手と誰もが思っていました。

アドレスに入ってから、腰を左右に振る独特なスイングが持ち味のウルフは、昨年9月の「全米オープン」で2位に入り、その翌月におこなわれた「シュライナーズオープン」でも2位になった直後、世界ランキングを自己ベストの12位まで上げましたが、その後調子を落とし、マスターズまで8試合出場して、予選落ち2回、途中棄権1回、ベストの成績が36位タイの成績です。

マスターズでは、初日76を叩いたあと、2日目を79でプレーを終えてスコアーカードで提出しましたが、17番ホールのスコアを過少申告していたため失格となってしまいました。2日間あまりにもひどい成績だけど、招待をうけてプレーしている「マスターズ」なので、棄権はしづらいと意図的に過少申告をおこなったのではないかと勘ぐられてしまいます。

コロン モリカワと組んでチームプレーで戦った今週の「チューリッヒクラシック」では予想どおりというか、予選落ちしてしまいました。好調なモリカワでもカバーしきれずに、カットライン6アンダーに対して9打も足らず、3オーバーと参加した組の中で5番目に悪い成績でした。

報道によると、スイングするときに、自分でも球がどこに飛んでいくのか全くわからない状態のようです。独自に身に着けた超変則的なスイングなので、周囲もどうアドバイスしていいのかわかりません。自分か調子がいいときのスイングのビデオを何度も見返しながら、自分で解決方法を見出すほかに手段がなさそうです。

まだ、悩み始めて数か月。傷はあまり深くなさそうなので、速く復活してほしいと思います。