今週の米PGAツアーは、「AT&Tバイロンネルソン」が開催され、来週はいよいよ今年2つめとなるメジャー大会「全米プロ選手権」が、サウスキャロナイナ州で開催されます。ピートダイが設計した、海岸線に沿った美しいコースについては以下の動画をご覧ください。最近はドローンで撮影するので、いままで見ることのできなかった角度からコースを眺めることができ、美しさがなん倍にも増したように感じます。
昨年の大会は、コロナ感染拡大のために5月から8月に延期され、ワナメーカートロフィー(Wanamaker Trophy)と呼ばれる優勝トロフィーを手にしたのは、日系アメリカ人のコリンモリカワでした。
日本から出場する選手は、松山英樹、金谷拓実、星野陸也の3名です。松山は今週の大会にも出場し、予選ラウンドを世界ランキング3位のジョン ラウムと回ります。松山は最近までメジャー大会の前の週を最終調整にあてていましたが、最近出場してプレーするようになりました。先月の「マスターズ」の前の週の大会「バレロテキサスオープン」にも出場して、念願のメジャー初制覇を果たしたので、今後はメジャー大会の前の週の大会には出場して、真剣勝負をおこないながら、メジャーに備えるかたちになりそうです。
反対に、いままでメジャーの前の週の大会に積極的に出場していたダスティン ジョンソンは、膝の状態が万全ではないとして「AT&Tバイロンネルソン」を棄権すると発表しています。現在世界ランキング1位のジョンソンは来月37歳になります。少し休養をとってメジャーに備えるスタイルに変更していくのかもしれません。
金谷は今後欧州ツアーに本格的に挑戦してことを表明しています。星野(25歳)は昨年9月の「フジサンケイクラシック」に優勝し、今年も4月に「関西オープン」を制してプロ通算4勝目をあげ、ぐんぐん力をつけてきています。身長186センチという長身を生かし、今後どんな進路を選択するのかとても楽しみな選手です。
以下が身長185センチのバイロンネルソンのスイングです。ご参考まで