小平智がここにきて調子が出てきました。「ここにきて」と書くのは、彼の米PGAツアーカードが失効するのが、今年8月の今季レギュラーシーズン終了までとなっており、残りの試合が少なくなってきたからです。
いままでこのブログでは、彼の今までの成績・データからみて、優勝には手が届きそうにないし、来季のツアーカードを維持することは非常に難しいと書いてきました。また、予選を通過した試合でも、決勝ラウンドではスコアをのばすことができずに、順位をずるずる落とす展開となることが多いことも指摘していました。
しかし、先週の大会「ウェルズファーゴ選手権」で、今季ベストの成績11位タイに入りました。この試合では残念なことに、最終日の17番パー3(172ヤード)で、1打目をグリーン左の池に入れて、ダブルボギーとしてしまいました。もし、ここをパーであがっていれば、最終成績は6位タイと、ベストテンに入ることができていました。ミスショットなのか、風の計算を誤ったのか、もっと上位を目指しピンを狙いすぎたためか定かではなりませんが、とにかく惜しい結果でした。
そして、小平は今週の「AT&Tバイロンネルソン」でも、17アンダーで13位タイに入りました。2週連続の好成績です。スコア(パー72)は、67,71,66,67と4日間アンダーパーでラウンドしています。この試合の結果、上位125位までの選手に来季のツアーカードが与えられるフェデックスカップ ポイントも151位と順位を上げました。
小平は来週の「全米プロ選手権」には出場しないので、しっかり休養し再来週開催される「シャールズシュワブチャレンジ」で、好調さを維持してプレーしてほしいと思います。