全米プロ 優勝のゆくえは?

「全米プロ選手権」3日目のプレーが終わりました。フィル ミケルソンが2アンダーでまわり、トータル7アンダーで首位を守り切りました。

来月51歳になるミケルソンは、3週間前の大会「バルスパー選手権」で1打足らずに予選落ちをしています。そのとき「なんで予選落ちをしたか自分で分かっている。肉体的に集中力を維持することが難しくなってきている。年をとってきてだんだん一打一打に集中できなくなってきている。」と話しています。肉体の衰えが精神力を維持し続ける妨げになっていると。

しかし、ミケルソンはこの大会では初日から集中力を切らすことなくプレーしています。初日は2アンダーで8位タイ、2日目を終わって5アンダーで首位タイ、そして今日3日目を2位に1打差の首位で最終日を迎えます。

1打差の2位には、世界ランキング13位で、この大会を2018年と19年に連覇しているブルックス ケプカ。2打差の3位には世界ランキング31位のルイ ウーストヘイゼンがいます。

優勝の行方は、最後の最後までもつれそうです。17番、18番に難易度の高いホールが控えているためです。17番のパー3(230ヤード)は特に難しく、前と右側が池、左側にはあごの高いサンディエリアが配置されているグリーンに向かって、アゲンストの風が吹くなかでショットを打つことになるます。予選で敗退した金谷は、2日目このホールで池に2回入れ9を叩いています。

わたしが、大会前に優勝すると予想したジャスティン トマスは予選落ち。もうひとりのブライソン ディシャンブーは、首位と5打差の7位タイの位置にいます。優勝にはちょっと手が届きそうにありませんが、最終日しっかり応援しようと思っています。

https://worldgolfinformation.com/2021/05/18/