「全米プロ選手権」で、フィル ミケルソンがメジャー史上最年長優勝優勝を果たしました。これまでは、1968年の「全米プロ選手権」をジュリアス ボロスという選手が48歳で優勝したのが最年長だったので、2歳ほど歴史を塗り替えたことになります。そして6つめのメジャータイトルを手にしました。
本人が最近吐露していた、年齢的に4日間維持しつづけることが難しくなってきたという集中力を、ずっと切らすことなく、最終日こそ1オーバーのラウンドでしたが、初日が2アンダー、二日目が3アンダー、三日目が2アンダーは本当にすばらしいスコアです。
ミケルソンは、この大会の約10日前に以下の言葉をSNSにアップしていました。
「私は今までに人生において、そしてプレーの中で何回も失敗をしてきた。そして、その失敗から多くのものを学んだ。打ちのめされたと思うのではなく、それを糧にしてもっと努力をしてきた。だから今、皆さんもわたしと同じように失敗を受け入れませんか?失敗をさらに努力しなくではいけないと自分を奮い立たせるために役立てるのです。」
常にポジティブに、常に高みをめざしてたゆまない努力を続けるフィルの生き方には、ゴルファーとしてだけではなく人間として、リスペクトの気持ちを抱いてしまいます。
ディフェンディング チャンピオンのコリン モリカワは、連覇こそできませんでしたが、堂々8位タイに入っています。モリカワがややユーモアを交えながらミケルソンの偉業を讃え、次のようにSNSでつぶやいています。
「年齢はただの数字にすぎない。おめでとうフィル! あなたの活躍をみると、自分の将来を考えたときに少し元気が出てきます。(自分が50歳になる)2047年が楽しみになってきました。」