欧州ツアーで日本人として孤軍奮闘している川村昌弘が今週好調です。欧州ツアーはデンマークで、「メードイン ヒマーランド」という大会が現在開催されていますが、3日目を終わって、川村が首位と4打差の10アンダー、4位タイの位置にいます。最終日、あと1日スコアを伸ばしきれるか? とはいうものの、4位タイの位置には6人の選手が並んでいるため、かなりの混戦となることが予想されます。
今年1月から始まった欧州ツアーのシーズンで、川村は一度も上位に顔を出すことがありませんでした。直近の5試合の結果をみても2回予選落ちし、5月初めの「カナリー諸島選手権」での23位タイがベストの記録です。また、今週の世界ランキングでは204位の位置にいます。
もし優勝すれば、青木功が1983年に「パナソニック欧州オープン」を優勝して以来となるので、欧州ツアーでの日本人男子の優勝は、38年ぶり2人めの快挙となります。昨シーズンは最終日一時首位に立った試合がありましたが、その後スコアを伸ばしきれず、優勝をつかむことができませんでした。
川村にとっては、ひさびさに訪れた優勝のチャンスです。今度こそものにしてほしいと願っています。