ローリー マキロイが米PGAツアー「ウェルズファーゴ選手権」で久々の優勝を果たしました。彼の最後の優勝は、コロナによってツアーが中断中断する前、2019年11月の「WGC-HSBC選手権」だったので18か月ぶりの勝利で、米ツアー通算19勝目となります。
この間に世界ランキングを1位から15位まで大きく落としましたが、この優勝で7位に返り咲きます。マキロイにはこのブログの表紙絵となってもらっているため(もちろんお金は支払っていませんが)、当ブログとしても喜ばしい限りです。
最終日、試合は最後まではらはらする展開でした。ローリーは2打リードして迎えた18番のティーショットを、フェアウェー左に沿って流れるクリークを避けるために、ドライバーではなく3番ウッドで打ちましたが、それを左に曲げてしまいます。
幸いクリークには入っていませんが、ハザードエリア内に止まったボールのライが最悪で、うまくフェアウェーに戻せないリスクが高いため、ボギーを覚悟して1打罰を払って救済を受け、その場所から3打目を打って、グリーンにのせました。
そこから確実に2パットでまとめ、優勝の瞬間には静かな、しかし力強いフィストポンプを決めました。
優勝を決めたあと、グリーンサイドで見守っていた妻のエリカさんと今年生まれた娘と喜びを分かち合いました。
マキロイがこの大会で優勝したことで、2週間後に迫った今年2つめのメジャー大会「全米プロ選手権」、来月の「全米オープン」では、間違いなく優勝候補のひとりに挙げられます。マキロイは2014年の「全米プロ選手権」以来、約9年間もメジャータイトルから遠ざかり、メジャータイトル数も4つで止まったままです。今年あたりなんとか1つ取って、ジャックニクラウスの18勝、タイガーの15勝にひとつでも近づきたいところです。