現在開催されている米PGAツアー「ウェルズ ファーゴ選手権」で、現在世界ランキング3位のジョン ラウムが予選落ちを喫しました。予選2日目は午後から強風が吹き始めて、各選手は手こずって、予想カットラインも1オーバーから2オーバーに落ち、3オーバーとなりそうでしたが、結局2オーバーで落ち着きました。
ジョン ラウムは、4オーバーでホールアウトし2打足らずに予選落ちです。彼はこれまで米ツアーで22試合連続して予選通過を記録し、この記録は現在のツアーメンバーの中では最長のものでしたが、その記録が途切れてしまいました。
ジョンは今年初めのブログで書いたように、使用クラブをテーラメイドからキャラウェイにごっぞり交換しました。また、そのリスクについても実例を挙げて言及しました。
https://worldgolfinformation.com/2021/01/05/
今年に入ってからの彼の成績をみると、10試合に出場してトップ10入りは7回ありますが、ベストフィニッシュはマスターズを含む5位タイが2回です。しかし、最終日のバックナインで優勝にからんだ試合は一度もありません。
この結果をどう見るか、ですが、変えたクラブはしっくりと馴染んできているが、もう少しの間実戦のなかで使い続ける必要があり、優勝できるのは時間の問題だとみるのか? あるいは、変更したクラブの調整があと一歩のところまできているが、勝ち切るためにここから先どう微調整するのか方向性が見いだせていないのか? こればかりは彼自身と彼を支えるチームのメンバーにしかわからないことですが、、、 しかし、優勝できればクラブに対する不安は、間違いなく払拭されるはずです。
ラウムは、昨年8月の「BMW選手権」で長いパットを決め、ダスティンジョンソンをプレーオフで破り優勝を決めて以来、約8か月優勝がありません。1勝が待たれるところです。