米PGA パルメット選手権

今週の米PGAは、新しい大会「パルメット選手権」が、サウスキャロライナ州で開催されます。例年はこの週に「RBCカナディアンオープン」が開催されていますが、昨年はコロナの影響で中止となり、現在も出入国制限があるため、今年の大会も中止が決まり、その穴埋めのかたちで「パルメット選手権」が開催されます。

大会が開催される「ゴンガリーゴルフクラブ」は、二人の大富豪が出資して、著名なトム ファジオが設計し、2018年に開場したコースで、メンバーを受け入れていないので、実質設立者の2人がメンバーのようなコースです。現在は経済的に恵まれない有能な若い選手の育成に力を入れています。

来週が今年3つめのメジャー大会「全米オープン」となるので、多くのトップ選手は、今週を調整に充てます。トップ選手の中でこの大会に出場するのは、ダスティン ジョンソン(世界ランキング1位)、ブルックス ケプカ(同8位)、テリル ハットン(同11位)、マシュー フィッツパトリック(同21位)、ハリス イングリッシュ(26位)、トミー フリートウッド(同32位)といった選手です。

松山英樹も4月に「マスターズ」で優勝するまでは、数回その直前の週の大会に出場し、好成績をおさめてメジャー大会に臨んでいましたが、今回は出場していません。日本人選手としては小平智が出場を予定しています。

小平は今シーズンで切れるツアーカードをキープするためには、優勝するか、あるいはシーズン終了後にフェデックスカップポイントで125位以内に入らなくてはなりません。現在は153位なので、残りの試合でどうしても上位に食い込み、ポイントを稼ぐ必要があります。

世界ランキング1位とは言え、昨年11月の「マスターズ」と年明け2月「サウジインターナショナル」で優勝して以来、少しプレーに精彩を欠くダスティンジョンソンが、来週の「全米オープン」に向けてどんなプレーを見せてくれるのか注目です。

美しいコースは以下の動画で確認ください。

https://twitter.com/i/status/1402282552853925892