フィルミケルソンと全米オープン

来週の米PGAツアーは、今年3つめの「全米オープン」がサンフランシスコ州サンディエゴにある「トーリーパイン」で開催されます。

フィル ミケルソンは、「全米オープン」への参加資格を失っていて、USGAより特別招待され、それを受けると表明していましたが、先月の「全米プロ選手権」に優勝したため、メジャー大会優勝者というこれ以上のものはないという出場資格で、堂々と参加することができるようになりました。

また、サンディエゴで生まれ育ったミケルソンは、アマチュア次回から何度も「トーリーパイン」でプレーしています。プロのトーナメントでも優勝経験のある彼にとってはホームコースのようなコースだったのですが、コースがリー ジョーンズによって2001年に改造されてからは、思うような実績を残していません。

ミケルソンはこの改造が不満で、自分だったらこのように直すという具体的な改造の提案を、コースの所有者であるサンディエゴ市に対しておこない、許可が降りる寸前までいきましたが、改造は実現しませんでした。

ミケルソンが2大会連続してメジャー大会で優勝することは、50歳という年齢を考えると非常に難しいことですが、もし優勝すれば、4大メジャー大会のすべてで優勝するという「キャリアグランドスラム」を達成することになります。

過去にこの「キャリアグランドスラム」を達成しているのは、ジーン サラゼン、ゲーリープレーヤー、ベン ホーガン、ジャック ニクラウス、そしてタイガー ウッズのわずか5名しかいません。

また、ミケルソンは今までに「全米オープン」タイトルに手が届くところまで何度かいきましたが、どうしても優勝はかなわず、史上最多の6回も2位に甘んじています。メジャーに優勝したため、今後5年間は出場資格がありますが、体力的には今年が最後の優勝のチャンスになるかもしれません。

毎回メジャー大会の前におこなっている優勝予想ですが、パトリック リード、コリン モリカワ、ポール ケーシー、フィル ミケルソンを挙げます。パトリックリードは人気はないのですが、というかむしろ嫌われ役なのですが、実力があるので入れています。