いよいよ 全米オープン

今週現地時間の17日から始まる、今季3つめの男子メジャー大会「全米オープン」の組み合わせが発表になりました。

昨年のこの大会で優勝したブライソン ディシャンブーは、恒例となっている昨年の全米アマチュアチャンピオンのタイラー ストラファシーと回ります。全米アマのチャンピオンに、全米オープンチャンピオンと一緒にプレーする機会をほうびとして与えて、自分にはまだ何が足りないか経験させる意味あいがあるのでしょう。この組に松山英樹が入ります。

世界ランキング78位の星野陸也も出場します。星野は5月に開催された「全米プロ選手権」に予選落ちしたあと、アメリカに残りこの「全米オープン」の地区予選に出場して、出場権を獲得しました。今回が2度めの出場となり、2018年の大会のときは予選落ちを喫しています。とりあえず、予選通過が目標となります。

イギリスの予選がコロナの影響で中止となったため、海外では唯一日本で開催された地区予選を勝ち抜いた石川遼と浅地洋祐も出場しますが、果たして予選を通過できるかどうか、すこし疑問です。その理由は日本の地区予選に集まる選手とアメリカ国内で開催される地区予選に集まる選手の層の厚さが、まったく違いすぎるためです。アメリカの予選は2回に分かれ、18ホールの予選を勝ち抜いた選手が、2次予選に進んで36ホールを戦って本選出場権を競います。しかし、日本の地区予選は一回だけで、それもわずか18名しか出場していません。選ばれる選手のレベルの差は歴然としています。

他の主な選手の組み合わせは以下のとおりです。

ダスティンジョンソン、ローリーマキロイ、ジャスティンローズ

ジョンラウム、パトリックリード、マークリーシマン

ジャスティントマス、コリンモリカワ、ブルックスケプカ

フィルミケルソン、エグザンダーシャフレ、マックスホーマ

現在、ブライソン ディシャンブーとブルックス ケプカの間で場外バトルが繰りひろげられています。詳細は後日書きます。「全米オープン」の主催者USGAは、過去組合せで話題作りをすることがあって、今回このふたりをどう扱うか関心を集めていましたが、無難な組合せにしています。

さあ、いよいよ始まります。