6月20日のブログで、来月15日からイギリスではじまる男子「全英オープン」には、通常の8割に当たる1日32,000人の観客をいれておこなわれる予定だと書きました。
先日、主催者のR&Aが出場を予定する選手に対して、コロナ安全対策を徹底してほしい、これだけのことは順守して欲しいと書いて、送付したメールの内容があまりにも厳しいので、選手からひどくひんしゅくを買っています。その内容の一部は、
1.イギリスへ移動する飛行機で、近くに座っていた人がコロナ陽性と判定されたら、たとえワクチン接種を受けていたとしても大会への出場はできない。
2.選手の妻、子供を一緒に連れて行って、大会を観戦することはできない。
3.大会中に街なかのレストランで食事をとると失格になる
4.選手を支えるチームのメンバーが、大会期間中に別のチームと一緒の行動することは禁
止
5.選手同士、キャディー同志がホテルの部屋を共有することを禁止 などなど
1については、自分がいくら感染防止に気をつけても大会に出場できなくなる可能性がある。
2、最終日優勝を決めた直後に家族と喜びを共にすることができない。
3、移動は指定されたホテル、レストランとコースの往復だけしか許されないことになる。
4、コーチは何人かの選手を指導している。ひとりの選手に指導したあとで、別の選手のと
ころに行くことができない。
5、経済的に余裕のない選手どうし、とくにキャディーなどは負担を軽くするため、遠征中は相部屋とすることは当然だが、それができない。
このような厳しい規則の中でおこなわれれば、大会前や大会期間中に、主力選手が突然棄権するような事態が発生しそうです。