今週、米現地時間の木曜日からジャック ニクラウスがホストを務める「メモリアルトーナメント」が始まります。5月の最終月曜日(5/30)が、アメリカのために戦ったすべての軍人を追悼する「メモリアルデイ」であることにちなんで、この大会は名付けられました。
この大会に松山英樹は出場しますが、小平智は出場しません。この大会が通常の大会よりも格が上の大会で、出場可能選手数を絞って開催され、賞金金額が多く設定されます。また、優勝者には通常2年のツアーカード資格が与えられますが、この大会に優勝すれば3年の資格が与えられます。おそらく、小平のツアーカードの資格ではエントリー数以内に入れなかったのでしょう。
しかし、この大会にはスポンサー推薦で金谷拓実が出場します。金谷のアマチュアとしてのすばらしいキャリア、プロになってからもすでに日本国内で2勝もあげている実力などが評価されたのでしょう。
金谷は「全米プロ選手権」で予選落ちしたあとも、アメリカにとどまって6月17日から始まる「全米オープン」のアメリカ国内地区予選会に出場して、本大会出場を目指すと報道されていました。トッププロが集結する「メモリアルトーナメント」への出場機会を得たことは非常に幸運なことです。なんとか10位以内に入って、アメリカでももっと名前が知られるようになって欲しいと思います。10位以内に入れば基本的に翌週のトーナメントへの出場資格を得ることができます。
今週はメジャー大会「全米女子オープン」が開催されるので、メディアはこちらのほうに目を向けがちですが、「メモリアルトーナメント」のほうも注目していきましょう。