英国女子オリンピック代表 辞退

先月29日のブログで、各国を代表して東京オリンピックに出場する女子プロ選手を紹介しました。

https://worldgolfinformation.com/2021/06/29/

ほとんどの選手は、母国を代表してオリンピックに出場することはとても名誉なことと、参加にとても意欲的で、メダルを狙いに日本にやってきます。

そんな中、オリンピック資格ランキングでイギリス代表となることが決まったチャーリーハル(25歳)は出場辞退を発表しました。

理由はツアースケジュールが過密なこととコロナによるさまざまな厳しい制限で、出場しても実力を十分に発揮できるかどうかわからないというのが理由です。

東京オリンピックの女子ゴルフは、8月4日~7日の日程で開催されますが、女子ツアーは7月22~25日の日程で、今季4つめのメジャー大会となる「エビアン選手権(フランス開催)」があり、8月19日~22日は「全英女子オープン(スコットランド開催)」が開催されます。この2つのメジャー大会の間に、わざわざ東京まできてオリンピックに参加することは、スケジュール的にかなりの負担となります。

また、東京オリンピックでの厳しいコロナ安全対策や帰国してからの自主隔離期間などを考えると、残り2つのメジャー大会を優先させるほうが得策かもしれません。それに、チャーリーハルは、5年前のリオ オリンピックに出場(7位タイ)しているので、今回は自分より若い選手たちに頑張って欲しいという気持ちがあるのかもしれません。

近い将来、ゴルフもサッカーのように、若手が中心となってオリンピックを戦い、中堅以上選手はワールドカップや欧州選手権を目指す。そういうすみわけが定着していきそうです。