畑岡なさが、「マラソンLPGAクラシック」で優勝し、ツアー4勝目をあげました。最終日は悪天候のため、途中で試合がキャンセルとなり、3日間の成績で順位が決まり、畑岡の優勝が決まりました。
https://worldgolfinformation.com/2021/07/11/
米LPGAは、通常であれば月曜日に18ホールの競技をおこなって優勝者を決めますが、月曜日の天気も同様な悪天候が予想されていたため、3日間競技となりました。畑岡にとっては、少しラッキーなところがありますが、優勝は優勝です。ツアー1勝の重みにかわりはありません。
新聞の報道をみると、表彰式の中で畑岡は、メモを片手にスピーチをおこなったようです。すばらしいなあと思いました。畑岡としては、人前で話すほど英語がまだ十分ではない。でも言わなくてはならないことは言わなくてはならない。そんな気持ちだったのかもしれません。
いままで、多くの優勝者インタビューを聞いていると、言わなくてはならないことはほぼ決まっています。
まず、この大会を開催した米LPGAとスポンサーへの感謝の気持ち
そして、この大会を支えてくれた大会関係者とボランティアへの感謝の気持ち
次に、自分を支えてくれたチーム(コーチ、キャディ、スタッフ)への感謝の気持ち
そして、最後に今自分がどう感じているか、これはひとそれぞれで、簡単でいいので自分の言葉でしゃべることが大切です。
試合が終わるとほとんどのファンは家路を急ぎます。シャトルバスに早く乗りたい、交通渋滞を避けたいから、、、 でも、表彰式まで残ってくれたファンは、表彰式での優勝者の態度、スピーチを楽しみにしています。そのスピーチの中でも、とりわけ選手がこの優勝をどう感じているのか、その思いを聞くことを楽しみにしているのではないでしょうか?
初優勝であれば、優勝した、それで済むでしょうが、2勝目からは優勝者としての責任とふるまいが求められます。もう何年もアメリカに住みながら、通訳を通してしか会話をしない松山選手にも少し見習ってほしい気がします。