今週いよいよ、今季最後のメジャーとなる「全英オープン」が始まります。このブログ恒例となっている優勝者当てを今日はやってみます。
いままで、何度か述べているいるように、世界ランキング上位(50位か60位か、あるいは70位かの線引きはできませんが)にいる選手しか、「クラレットジャグ(claret jug, 全英オープンのトロフィー)」を手にすることはできません。
理由は、男子プロの世界は女子ゴルフよりも数段に選手層が厚く、世界的に無名でランキング下位の選手が、メジャー大会を優勝することはまずありません。世界中にいるゴルファーが、世界ランキング算出対象となる試合に出て順位を競い、ひとりひとりの選手について過去2年間の成績が点数化されている世界ランキングは、けっして嘘をつきません。
とは言ってももちろん勝負事ですから、大盤狂わせがおこることはあります。競馬でいう「大穴」がくるという大会もあります。しかし、その確率はきわめて低いものです。また、試合は4日間プレーするので、たまたま1日だけ調子がよかったというだけでは優勝することができません。
「全英オープン」は、天候が崩れると厳しい気象条件になります。強い風、強い雨、そして夏なのに手が凍えてしまうほどの寒さが襲ってくることもあるので、選手の忍耐力が試されます。しかし、ことしは現地の週間天気予報を見ると、いい天気が続きそうなので、風以外はあまり問題にならないでしょう。
ここからは、具体的に優勝選手の予想ですが、わたしとしては、ダスティン ジョンソン、ブルックス ケプカ、ジャスティン トマスの3名の中から優勝者で出るのではないかと、、、、
ダスティン ジョンソンについては、昨年11月の「マスターズ」、今年2月の欧州ツアー「サウジインターナショナル」を優勝してから成績は下降気味で、4月の「マスターズ」、5月の「全米プロ選手権」は予選落ちしました。しかし、6月の「全米オープン」では19位タイと少し復調の兆しがあり、やはり世界ランキング1位の実力はあなどれない気がします。
ブルックス ケプカは、メジャーに強いところを買いました。先日、いままでの8勝のうち4勝がメジャーである点をメディアに指摘されたときに、メジャーのような厳しいコース設定でなければ自分は燃えないんだと言った内容のコメントをしています。今回の大会前インタビューでは、今回のコースはどうも自分には相性がよくないと少しだけ予防線を張りましたが、内に秘める思いは強く4日間の戦いが楽しみです。
ジャスティン トマスについては、現在世界ランキング3位で、先週の「スコットランド オープン」でも8位タイの成績をおさめています。まだ28歳ですが、すでに米ツアーでメジャー1勝を含み14勝もあげています。そろそろメジャー2勝目が来てもいい頃かと、、、、