今季最後のメジャー大会「全英オープン」がいよいよ始まり、第1日目のプレーが終了しました。
開催コースのロイヤル セントジョージ(パー70)で、6アンダーで単独首位に立ったのは、南アフリカのルイ ウーストヘイゼン(38歳)です。5月の「全米プロ選手権」では2日目にフィルミケルソンとともに首位タイに立ち、6月の「全米オープン」でも初日首位タイに並びましたが、いずれも最終成績は2位に終わっています。
直近のメジャー大会で2試合連続して2位で終わり、これが3度めの正直といったところでしょうか?ウーストヘイゼンは2010年の「全英オープン」を制して以来、11年間メジャー優勝がありません。いままでメジャー大会で通算6回2位(2位タイ含む)に甘んじており、今度こそはという気持ちです。
しかし、ウーストヘイゼンの少し気になる点を指摘しておきます。今年4月開催された米PGAツアーのチーム戦「チューリッヒ クラシック」にチャール シュワッツェルと組んで出場し、最終日プレーオフ対決になりました。ウーストヘイゼンは、1ホール目の1打目めを右の池に入れ(1打罰)、このホールであっさり負けてしまいます。また、先月の「全米オープン」でも、ラウムとの優勝争いをした最終日の17番ホールで、ティーショットをOBとし、これが致命的となりました。
最終日の優勝争いのぎりぎりのところで、不用意にショットを打ってしまうのか、あるいはプレッシャーに負けてしまうのか、わかりませんが大きな弱点です。今回もこの点に関心をもって、ウーストヘイゼンのプレーを最終日最終ホールまで注視していきたいと思います。
また、2位タイにはジョーダンスピース(27歳)が入りました。彼はメジャータイトルをすでに3つ持っていますが、最後のタイトル「全英オープン」を2017年にとって以来、ツアー優勝がありませんでした。世界ランキングもずるずると順位を落としていましたが、ことし4月「バレロテキサスオープン」で4年ぶりに優勝を飾り、復調のきざしを見せています。
その他主な選手の順位は
スチュアート シンク 4位タイ、ウェブ シンプソン 4位タイ、
ジャスティン ローズ 9位タイ、コリン モリカワ 9位タイ
ビクター ホブランド 19位タイ、ダスティン ジョンソン 19位タイ
ブルックス ケプカ 32位タイ エグザンダー シャフレ 32位タイ
金谷拓実 48位タイ、永野竜太郎 48位タイ
木下陵介 91位タイ、星野陸屋 127位タイ
稲盛祐貴 137位タイ
あと3日間熱戦を楽しみましょう。