昨日のブログでも書きましたが、ことしの4つの男子メジャー大会のうち、「マスターズ」では松山英樹が、「全米オープン」ではジョン ラウムが、それぞれ初のメジャータイトルを獲得しました。
そして、先週の「全英オープン」では、コリン モリカワが2つめのメジャータイトルを、そして、「全米プロ選手権」では、フィルミケルソンが50歳というメジャー史上最高齢で6つめのタイトルを手にしました。
ひとりのプロゴルファーを評価する場合、さまざまな基準があると思います。米ツアー、欧州ツアー、世界各地のツアーで何回優勝したか。WGC(世界ゴルフ選手権)での優勝回数。欧州、アメリカの選手であれば、「ライダーカップ」への出場回数とその勝ち星などなど。しかし、年4回開催されるメジャー大会で何回優勝したか?この基準が一番とは言いませんが、もっとも重要な基準のひとつであることは間違いありません。
メジャー大会での優勝回数のランキングをみると
1位 ジャック ニクラウス 18回
2位 タイガー ウッズ 15回
3位 ウォルター ヘーゲン 11回
4位 ベン ホーガン 9回
4位 ゲーリー プレーヤー 9回
6位 トム ワソソン 8回
7位 ハリー バードン 7回
7位 ボビー ジョーンズ 7回
7位 ジーン サラゼン 7回
7位 サム スニード 7回
7位 アーノルド パーマー 7回
12位 リー トレビノ 6回
12位 ニック ファルド 6回
12位 フィル ミケルソン 6回
以下、優勝回数5回の選手が5人、4回の選手が10人、3回の選手が17人、2回の選手は38人います。
ミケルソンは今年の優勝でメジャー優勝回数が歴代12位タイ記録となり、コリンモリカワはメジャー2勝目をあげましたが、それはもうすでに歴代47位タイ記録となり、当たり前のことですが、その記録を上回る選手はわずか46人しかいないことになります。もし3勝目をあげたとすると、その上位にはわずか29人となります。
メジャー大会優勝は、すべてのプロゴルファーが目標とするところですが、非常に達成困難な目標です。しかし、1勝1勝と優勝を重ねれば重ねるほど、歴史に大きく名前を残すことになります。