オリンピック2日目の結果

オリンピック男子ゴルフ2日目も、悪天候のためプレーが中断し16人の選手がホールアウトできませんでした。きょうも悪天候が予想されますが、あすの最終日は天気予報によると晴天となっています。

初日首位タイに立ったセップ ストライカは、2日目パープレーの71で3位タイの位置。2位だったジャズ ジェーンワタナノンドもパープレーで7位タイ。3位タイのトマス ピーターは5オーバーのスコアで39位タイまで順位を落としました。

同様に初日3位タイだったメキシコ人カルロス オーティスは、スコアを4つ伸ばして10アンダーとして暫定2位に順位をあげてきました。

2日目のプレーを終え暫定1位となったのは、63のスコアを出したアメリカ人エグザンダー シャフレ(27歳)です。米ツアーで4勝あげていますが、まだメジャータイトルは手にしていません。松山英樹が優勝した今年の「マスターズ」では最終日に優勝争いを演じましたが、最後に力尽き3位タイに終わっています。

シャフレは、この東京オリンピックに他の選手とは異なる思いを胸に出場しています。彼のスイングコーチは、彼のお父さんですが、そのお父さんは若い頃十種競技で、オリンピックを目指していました。しかし、強化合宿中へ向かう途中に交通事故に遭って負傷し、オリンピックに出場してメダルをとるという夢を断念せざるを得ませんでした。シャフレは、大会前にお父さんのかなわなかった夢の実現のために、今回是非メダルをとりたいと話していました。

金メダルを獲得した選手たちのインタビューを聞いていると、自分のためにメダルを取りたいという気持ちより、自分をいままで支えてくれた多くの人たちのために、そしてその支えに報いたいという気持ちで戦ったと言う選手が多くいます。シャフレの残りの2日間のプレーに注目です。