今季最後となるメジャー大会「全英オープン」の予選2ラウンドが終了しました。
初日首位にたったルイウーストヘイゼンが、この日も5アンダー65のスコア(トータル11アンダー)で単独首位をキープしています。
2位には、なんとアメリカ人コリン モリカワが入りました。初日は3アンダー、2日目は6アンダーを出し、首位のウーストヘイゼンに2打打差の位置につけました。64はコースレコードに惜しくも1打足らないスコアです。
彼については7月15日のブログで、リンクスでプレーするのがこの大会が2回目、もっと経験が必要で優勝はないだろうと、非常に失礼なことを書いてしまいましたが、さすがに世界トッププレーヤーだけあって見事な修正能力です。
試合後の記者会見では、「先週のスコットランドオープンで使用したアイアン(テーラーメイドP730)の中から、7―9番アイアンだけをP7MC(少しキャビティバック気味のアイアン)に変更した。このコースは、短く刈ってあるフェアウェーも、芝質がラフに生えている背の高いフェスキューと同じように硬いので、打ち込むより少し滑らせる感じで打っている。」2日間のパーオン率は出場選手中5位タイの成績で、パット数は1.5回/ホールでこれも5位タイの成績と好調。
3位には、ジョーダン スピースが入っています。2017年以来となる2つめの「全英オープン」タイトルを狙います。
4位タイには南アフリカのダイラン フリテリ(31歳)が入りました。聞きなれない名前の選手ですが、現在世界ランキング106位の選手なので、メジャー獲得のチャンスは非常に小さいと思います。今までに米ツアー1勝、欧州ツアーで2勝をあげた選手です。しかし、昨年11月の「マスターズ」では、初日首位タイ、2日目順位落とし、3日目5位、最終成績5位タイの実績を出しているので、あなどれない選手かもしれません。
そして、同じく4位タイにダスィティン ジョンソンが上がってきました。初日2アンダー、2日目5アンダーで、現在首位と4打差です。わたしが優勝候補の一人にあげた選手で、残り2日間のプレーを大いに期待したいと思います。
日本から出場した選手は、木下稜介がカットラインぎりぎりで通過(65位タイ)。それ以外の永野、金谷、星野、稲盛各選手は予選通過できませんでした。