米PGAツアー 来季スケジュール

米PGAツアーはいよいよ終盤にさしかかりました。今週「WGCフェデックス セントジュード招待」と「バラクーダ選手権」で開催され、来週は「ウィンダム選手権」、そしてその翌週からは、「プレーオフシリーズ」3戦があって、今シーズンは終了となります。

現地時間の3日、米PGAは来季のスケジュールの日程を発表しました。大きな変更は、欧州ツアーで「全英オープン」の前の週に毎年開催される「スコットランドオープン(7/7-10)」が欧州ツアーと米ツアーの共催試合となって、両ツアーから半数の選手が出場できるようになります。

そして、「スコットランドオープン」と同じ週にアメリカで開催される「バーバソル選手権」と「バラクーダ選手権(7/14-17)」を共催試合として、欧州ツアーメンバーのために50人分の枠が用意されます。

「全英オープン(7/14-17)」とその前週に開催される「スコットランドオープン」には、米PGAツアーで活躍する選手が多く出場します。すると、特に「スコットランドオープン」に出場できる欧州ツアーメンバーの数が制限され、出場機会が失われます。それを補うため、この期間にアメリカに渡れば出場できる試合が用意されていますよ、というかたちになります。

現在は、欧州ツアーと米ツアーの間にはかなりの実力差があると言われています。欧州ツアーで何回か優勝できても、米ツアーではなかなか優勝できない選手が多くいます。世界ランキング8位のルイ ウーストヘイゼン、22位のマット フィッツパトリック、35位のトミー フリートウッドなど、トップ選手の中にも米ツアーでまだ優勝できない選手がいます。

米ツアーカードがなくても、欧州ツアーカードの資格で米ツアーの大会に出場できれば、欧州ツアーをベースに活躍している選手にも、優勝できるチャンスが増えることになります。

また、発表されたスケジュールによると、「ZOZO選手権」は10月に日本で開催予定となっています。2年間前の大会は、米PGAツアーの試合が初めて日本で開催されタイガーが優勝し、昨年の大会はコロナのためにアメリカで開催されました。コロナの鎮静化次第ですが、あと2か月半後のことなので、今年も日本で開催は無理かもしれません。