オリンピック女子ゴルフ 54ホールに短縮?

東京オリンピック女子ゴルフが始まりました。初日を終わって日本勢の畑岡なさと稲見萌寧は首位と4打差の16位タイとまずますのスタートです。

首位に立ったのは、スウェーデンのマデリーン サグストロウム(28歳)です。2016年にアメリカLPGAの下部ツアーで3勝をあげ、昨年1月には米LPGAで初優勝をしています。そのときに2位に入ったのは畑岡なさでした。今年6月の「全米女子オープン」では20位タイ、「全米女子プロ選手権」では15位タイの実績を残しています。

きょうのラウンドからは、スウェーデンが生んだ世界最強の女子ゴルファー アニカソレンスタムが、コースを一緒にまわって応援してくれるので、彼女にとっては心強い限りです。ソレンスタムは8月1日に最終日を迎えた「全米シニア女子オープン」に出場し、ぶっちぎりで優勝して来日しました。

6月の「全米女子プロ選手権」で初めて、メジャータイトルを手にしたネリー コーダが2位につけています。現在世界ランキング2位の韓国選手ジンヤン コウは、首位と2打差の4位タイにつけています。

前回のリオオリンピック金メダリストで、世界ランキング3位、メジャータイトル7つ持つインビー パクは、首位と3打差の7位タイの位置にいます。また、世界ランキング5位のアメリカ人選手ダニエル カンも同じく7位タイです。畑岡と稲見の上位には強力な選手が多数いるため、ふたりにとってはかなりの苦戦が予想されます。

きょうとあすのラウンドは昨日と同様に酷暑が続きますが、最終日となる土曜日に台風が関東地方に接近するという予報となっています。現在続く暑さの中では1日18ホールを超えてラウンドすることは健康上危険な状態なので、あすを最終日として54ホールに短縮されて競技が終わってしまうかもしれません。このことは各選手には昨日の試合終了後に通達されました。

そうなると、今日は1つでも多くスコアを伸ばして首位に近づいておかないと、最終日となりそうな土曜日に優勝争いに加われません。畑岡、稲見のきょうのプレーに期待です。