今週の米PGAツアーは、「ウィンダム選手権」がノースキャロライナ州で開催されます。いよいよこの大会がシーズン最終戦となり、来週からはプレーオフシリーズ3試合がおこなわれます。プレーオフシリーズには、フェデックスカップポイント上位125名が出場することができ、プレーオフ最終戦「ツアー選手権(9/2-5)」で優勝した選手は、フェデックスカップ チャンピオンとして、1000万ドル(約11億円)の賞金を手にします。
世界ランキング1位のダスティン ジョンソンは、昨シーズン初めてこのフェデックスカップ チャンピオンになりました。連覇を目指すためプレーオフシリーズを優先させたいという理由で、早い段階から東京オリンピックへは出場しないと明言していました。
「ウィンダム選手権」には、松山英樹と小平智がエントリーしています。松山は先週の大会ではプレーオフで敗れ、惜しくも2位となっています。東京オリンピックでも3位決定プレーオフまで進んでおり、調子は絶好調のようです。
小平のほうは崖っぷちです。この大会しか残っていません。この大会で優勝か準優勝するくらいの成績を出さないと、来季のツアーカードを失ってしまいます。小平の現在のフェデックスカップポイントの順位は150位で、この試合の成績で125位内に入らないと来季のツアーカードを失ってしまいます。
小平は2018年の「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝をして、2年間のツアーカードを手にしました。コロナの感染拡大でしばらくツアーが中断したため、すべての選手のツアーカードの有効期間が1年延長されていました。その期限も今週の1試合を残すのみとなります。
今週の両選手の活躍に注目です。