男子ゴルフの世界ランキングの算出方法が変更になると発表がありました。選手の力をより正確にランキングに反映できるようにするためで、来年8月より実施されます。
世界ランキングを統括している団体は、「この変更によって現在の世界ランキング50位以内の選手については2-5名程度入れ替わるかもしれないが、トップ10の選手の順位はまったく変動しない。」とコメントしています。
ということは、世界ランキング50位以上の選手、あるいは100位以上の選手のランキングについてはかなり変動するということを示唆しています。
今回の変更によって、世界ランキング上位の選手がたくさん出場する大会に出て、上位に入賞するほど、ランキング算出のもとになるポイントを獲得できるようになります。
ということは、世界中からトッププロが集まって競う米PGAツアーに出て実績をあげると世界ランキングが上がりやすくなり、相対的に欧州ツアー・南アフリカツアー・アジアツアー・日本ツアー・韓国ツアーで活躍する選手のランキングは上がりにくくなります。
日本の男子ツアーで考えてみると、今までは2、3年の間に年間2,3勝するくらいの成績を残すと世界ランキングが50位以内となって、4大メジャー大会やWGCの大会への出場資格が与えられていましたが、来年からはそうもいきそうにありません。
日本ツアーでいくら頑張っても、世界ランキングの順位は上がりにくく、世界の舞台でプレーするチャンスも少なくなることが予想されます。男子プロ選手にとっては更なる受難の時代となりそうです。