日本時間の本日夜からスタートする「AIG全英女子オープン」について、主催者からこの大会の賞金総額と優勝賞金について発表がありました。
賞金総額は昨年の大会よりも130万ドル増額されて580万ドルになり、優勝賞金は87万ドル(約9600万円)にアップします。来年は、さらに賞金総額が100万ドル上乗せされることも併せて発表されました。2018年から「全英女子オープン」は、保険会社のAIGがタイトルスポンサーとなり、全面的にサポートをはじめました。
男子ゴルフの4つのメジャー大会にはタイトルスポンサーがついていませんが、女子の場合、「全米女子オープン」以外の大会はすべてタイトルスポンサーがついています。「ANAインスピレーション」「KPMG全米女子プロ選手権」「アマンディ エビアン選手権」といった具合に。
男子の大会は世界中に放送されるため、テレビ放映権収入が大きくスポンサーなしでも運営できていますが、女子の場合はスポンサーなしでは収支が厳しく、事実、「全米女子オープン」についても現在タイトルスポンサーを捜している状況です。
世界の女子ゴルフ界の流れとしては、男子と同程度の賞金が用意される方向に進み、今まで男子の「マスターズ」しか開催されていなかったオーガスタナショナルGCで、「オーガスタ女子アマ選手権」がスタートするなど、金銭面でも待遇についてもより男子に近づいてきています。