全英女子オープンは3日目を終え、最終日の18ホールを残すだけとなりました。首位から3打差のなかに14人の選手がいて、大混戦の模様です。この中にはメジャータイトルホールダーも数人いて、本当に誰が栄冠を手にするのかまったく予想できません。
初日首位に立った世界ランキング1位のネリーコーダは、2日めに順位を落としましたが、3日目盛り返し、最終日を首位と3打差8位タイからスタートします。
上位14名の中で、ひとりアマチュアの選手が大健闘しています。地元スコットランド出身で、まだ顔にあどけなさが残る21歳の大学生スイジー ダンカン(21歳)です。首位と2打差の4位タイで最終日を迎えることになります。ことし6月に開催された「R&A女子アマ選手権」を優勝しており、その勢いをそのままこの大会につなげています。もし、アマチュアの選手が女子メジャー大会を制することになれば、それは1967年の「全米女子オープン」以来となり、54年ぶりの快挙となります。
日本人選手の中では古江彩佳が5アンダー、15位タイと善戦しています。先月フランスで開催されたメジャー大会「エビアン選手権」でも4位に入っており、最終日の活躍に期待です。
渋野日向子は、3日目フロントナインで3つのバーディーを奪い、一時トップタイに立つ場面がありましたが、13番ホールから4連続ボギーを打って順位を大きく落としました。4アンダーの18位タイ、首位から5打差の位置から最終日をプレーします。畑岡なさは3アンダー、27位タイです。
最終日の天気は午前中に少し雨が予想されていますが、おおかたは曇りで平均気温は15度前後になりそうです。男女を通して今年最後のメジャー大会となる「全英女子オープン」をテレビでじっくり観戦しましょう。