米PGAツアーは、今週の「BMW選手権」、来週のシーズン最終戦「ツアー選手権」の2試合をもって今シーズンの全日程が終了し、年間最優秀選手(フェデックス チャンピオン)が決まります。
その後1週間の間隔をおいて、すぐに来季のシーズンがスタートします。その来季のシーズンの中には、10月21―24日の日程で「ZOZO選手権」が千葉県の「アコーディアゴルフ習志野カントリーゴルフ」で開催されるようになっています。あとわずか2か月後のことです。
初めて日本で米PGAツアーの試合「ZOZO選手権」が開催されたのは、2年前のことです。この時はタイガーウッズが優勝し、松山英樹が2位に入って最高に盛り上がりました。
スケジュール的には、韓国で「CJカップ」が開催され、その翌週に「ZOZO選手権」があり、その次の週には中国でWGCの大会「HSBC選手権」が催されていました。米ツアーでプレーする選手にとっては、アジアで3週連続試合があるため出場しやすい日程でした。
しかし、今年は「CJカップ」が10月14日からラスベガスで開催されることがすでに決まっており、中国で開催される「HSBC選手権」は中止となることがほぼ決まっています。すると、「ZOZO選手権」だけのために、米ツアーの選手たちがわざわざ来日するだろうかという問題が浮上してきます。また、日本国内でコロナ感染が拡大している状況もあります。
いままでの米ツアーの対応をみると、10月21日からの「ZOZO選手権」を中止にして、その1週間をぼっかり空白にしてしまうことはないと思います。アメリカ国内で代わりとなるゴルフ場を押さえて、試合をおこなうはずです。その大会名に「ZOZO」が入るかどうかは別にして。
「ZOZO選手権」は、米PGAツアーと日本ゴルフツアーの共催競技です。一方の当事者である日本ゴルフツアーのサイトでは、「ZOZO選手権」の開催は「未定」となったままです。いったいどうなるのでしょうか?