米PGAコミッショナーのコメント

今週の米PGAツアーは、いよいよ今シーズンを締めくくる最終戦「ツアー選手権」が開催され、年間優秀選手(フェデックスチャンピオン)が決まります。この大会に合わせて会場入りした米PGAコミショナーのジェイ モナハンが定例の記者会見を開き、ブライソン ディシャンブーについて触れています。彼とブルック スケプカとの間で確執が深まってきていることは、以前にもこのブログで書いています。

https://worldgolfinformation.com/2021/06/17/

会見の中でモナハンは、「ゴルフというゲームが持っているよさを著しく傷つけるような発言やしぐさは、コース内で許されてはならない。選手、キャディー、ボランティア、大会関係者に対して不快にさせるような発言、しぐさも同様である。これに違反するファンについては会場から強制的に退去させ、保有している入場チケットは無効とする。」

続けてモナハンは、ブライソンディシャンブーに対して、最近一部のファンがブルックスケプカの愛称である「ブロキシー」と呼びかけることも問題で、プロの選手に対して失礼であるとして、会場からの退去を命じると述べています。

実際、今年6月に開催された「メモリアル トーナメント」では、アドレスに入っているブライソンに対して集中力を失わせようと、ブルックスのファンから「ブルクシー!」の声がかかり、特に悪質なファンはコース外へ退去させられました。

ディシャンブーは、先週の「BMW選手権」で惜しくも敗れはしましたが、プレーオフ6ホールまで優勝争いを演じました。この大会の2日目には、あわや59のスコア(結果は60)であがりそうだったほど成績は絶好調で、世界ランキングは現在7位です。

今後、会場を訪れるファンがディシャンブーに対してどんな対応をとるのか、しばらく注目です。