ライダーカップ ユーロチームのメンバー

今月24日から始まる「ライダーカップ」のアメリカチームのメンバーが確定したことは2日前のブログで書いています。

https://worldgolfinformation.com/2021/09/09/

対するユーロチームのメンバーは、今週欧州ツアーで開催されている「PGA選手権」が終了してから、キャプテンのパトレイグ ハリントンから発表されます。先月31日に節目となる50歳になったハリントンは、この大会に選手として出場していましたが、カットラインに4打足らず予選落ちしました。しかし、フィルミケルソンが優勝した今年の「全米プロ選手権」では4位タイに入っており、まだまだレギュラツアーでやれるというところを見せています。

ライダーカップ資格ランキングですでに出場が決まっているユーロチームの選手は、ジョン ラウム、ポール ケーシー、ローリー マキロイ、ビクター ホブランド、トミー フリートウッドの5名です。残りの7名をハリントンが選出します。

ランキング上位から自動選出される選手の数が、アメリカチームは6名ですが、ユーロチームは1名少ない5名です。ランキング上位にいるものの、ここ2,3か月どうも調子がよくないという選手が出てくることがあります。反対にランキングに十分に反映されないごく直近の試合で、めざましい成績をあげる選手が出てくることがあります。なるだけ後者の選手を多くチームに入れて、チームに勢いをつけようというユーロチームの判断です。

今週の「PGA選手権」で、ユーロ国出身の選手が優勝か上位に食い込めば、ユーロチームのメンバーにキャプテン推薦で選出される可能性が高くなります。ハリントン自身もこの試合に出場するということは、いい成績をあげて、2019年の「プレジデントカップ」で、タイガーウッズがキャプテンを務めながら、自分もプレーするというプレーイングキャプテンのポジションを頭に描いていたのかもしれません。

アメリカチームのキャプテン、スティーブストリッカーは今回新人を多く選出しました。新人選手が「怖いもの知らず」の心意気で相手にぶつかって勝利する勢いに賭けたのですが、新人は実績、経験がないため、うまく勝って調子に乗ればいいですが、負けると自信をなくして、ずるずると歯止めがきかなくなるリスクもあります。

ハリントンは、アメリカチームの若さに対してどうチームを編成するのか?ひょっとすると老練なベテラン選手を入れてくるかもしれません。