米ツアー 昨シーズンの記録

先週の「ツアー選手権」で、米ツアーのシーズンが終了しました。それを受け米PGAから昨シーズンの中で特筆すべき記録(10個)について発表がありました。そのうち、7月ロイヤル セントジョージで開催された「全英オープン」を制したコリン モリカワについては以下のように述べています。

『全英オープン大会中のパーオン率75%。パーオンできなかった場合でもパーでしのいだのは78%で出場選手中3位。いままでメジャー大会の最終日をボギーなしの66以下のスコアでまわり優勝したケースは過去3回しかなく、1回はローリー マキロイが2012年の「全米プロ選手権」で達成し、残りの2回はモリカワがこの大会と2020年の「全米プロ選手権」で達成したものである。

また今回の優勝は、コリン モリカワがメジャー大会に出場して通算8大会めで2つめのタイトル獲得という、非常に速いペースでの快挙である。このペースを上回ってメジャー2勝目を挙げたのは、6試合めで達成したウォルター ヘーゲンと4試合目のジーン サラゼンの2人だけである。』  と発表しています。

https://twitter.com/i/status/1416821435755077637

ウォルター ヘーゲン、ジーン サラゼンと言えば、ゴルフ界のレジェンド中のレジェンドです。そんな二人に次ぐ記録を達成したモリカワは、ツアー参戦2シーズン目の弱冠24歳です。まだまだ期待できます。ちなみに松山英樹がことしの「マスターズ」を優勝したのは、アマチュア時代も含めてメジャーに挑戦し続けて33大会めのことでした。

しかし、コリン モリカワは、シーズン終わりのプレーオフ シリーズでは、思うような成績をおさめることができませんでした。初戦の「ノーザントラスト」では予選落ち、2戦目「BMW選手権」では70名中63位タイ。30名の選手で競われた最終戦「ツアー選手権」でも26位タイの成績でした。不調の原因は背中の怪我のためで、東京オリンピックの初日に日に負傷したようです。

来年4月に開催される「マスターズ」までには怪我をなおして、メジャー大会でどんどん優勝争いに加わってくれることを期待します。