ウィル ザラトリスが、今年の米PGAツアー「新人賞(アーノルドパーマー賞)」に選ばれました。まだ米PGAツアーでは未勝利ですが、年間を通じた活躍が評価されました。昨年この賞を獲得したスコッティ シェフラーもツアー未勝利で選ばれ、いまだに1勝を挙げていません。
ザラトリスは、昨シーズンは25試合に出場し、21試合で予選通過を果たしました。特に大活躍して知名度をあげたのは、4月の「マスターズ」で松山英樹に1打差の2位に入ったことでした。松山が最終日の最終ホール、ボギーではなくダブルボギーとしていたら、プレーオフとなるところでした。
また、5月に開催された「全米プロ選手権」でも8位タイに入るなど、7試合でトップ10入りを果たしました。そして世界ランキングを現在31位まで上げてきているので、このままでいけば、来年の4大メジャーにはすべて出場が可能です。
ザラトリスは、ウェイク フォーレスト大学を卒業してプロになっていますが、在学中は大学OBであるアーノルド パーマーが創設した「アーノルド パーマー奨学金」を受けていました。それで、今回の「アーノルドパーマー賞」の受賞は、お世話になったパーマーに少し恩返しができたという意味でも受賞は特別であると述べています。
米ツアーで今後もやっていけるという自信が生まれたのでしょう。4月には彼女との婚約を発表しました。以下のサイトの記事の2人の写真をご覧ください
米PGAは、今週16日から開催される新しいトーナメント「フォーティネット選手権」で、新たなシーズンが幕を開けます。ウィル ザラトリスの活躍に注目です。