アメリカ時間の24日(金)より、ウィスコンシン州で「ライダーカップ」が始まります。23日には華やかな開会式が開催され、出場する両チーム総勢24名の選手にとっては、この大会に出場することができて本当に嬉しいと心から思える瞬間であり、明日からの試合に向けて気持ちを高めていくときでもあります。
通常のトーナメントでは、優勝者に対して多額の賞金が用意されますが、「ライダーカップ」の勝利チームには賞金は用意されていません。獲得するのはトロフィーに象徴される名誉のみです。とは言うものの、主催する米PGAと欧州PGAは別々に、各選手に対してお金を支給し、その他さまざまな特典を与えています。
アメリカチームの場合は、2万ドルが各選手に支給されます。1万ドルは米PGAが指定する基金に寄付をして、残りの1万ドルは自分が希望する基金に寄付をすることができます。ほとんどのトッププロは自ら基金を設けて、慈善活動に取り組んでいるのでそこに寄付をします。
欧州PGAのほうは、米PGAほど資金が潤沢ではないので、今までプールしてきていたお金の中からキャプテンが各選手に贈り物をするかたちをとっています。
それ以外には、前夜祭のディナー用に本人のオーダーメイドタキシード代金、奥さんのドレス費用、また敵地に乗り込んで戦うチームのメンバーには、家族、友人などのため20人分の入場チケットが支給されます。
最後に目に見えない恩恵としてあげられるのは、イギリス、アイルランドでは、「ライダーカップ」の人気が非常に高いので、欧州チームのメンバーが大活躍して、メディアで大きく取り上げられると、新たなスポンサー契約に結びつくことがあります。
あすから3日間、熱い戦いを楽しみましょう。