ディシャンブー ドラコンに出場

先週の「ライダーカップ」にアメリカチームのメンバーとして出場し、「2勝0敗1分け」の成績で2.5ポイントを稼ぎ、チームの歴史的大勝に貢献したブライソンディシャンブーは、休養をとることもなく今週も大会に出場しています。

彼が出場しているのは、米PGAが主催または公認する大会ではなく、「プロドラコン世界選手権」という、ドライバーの飛距離世界一を競う大会です。昨シーズンのドライバーの平均飛距離が323.7ヤードと、米PGAツアー選手の中で首位のディシャンブーとしては、是非挑戦してみたくなる大会です。参考までに、この大会の優勝賞金は少々少なめの5万ドルです。

初日5つのグループのうちの第3組で競技をしたディシャンブーは、グループ内16人の選手の中で2位タイの記録となる412ヤードを飛ばして、64名で競う翌日のラウンドへ進出を決めました。

しかし、初日のラウンドではバークシャーという名の選手が455ヤードと450ヤードを記録し、ジェームズという選手も443ヤードと441ヤードを出しているので、2日め以降さすがのディシャンブーも歯が立たないかもしれません。

ディシャンブーは昨年の「全米オープン」で優勝し、初のメジャータイトルを手にしました。今週の世界ランキングでは7位の位置にいます。そんなトッププロでありながら、ゴルフの本流とは言えないドラコンの大会に真剣に取り組んでいます。本当にいままで米ツアーで、われわれファンが見たことがないタイプの選手です。次はいったい何をしでかしてくれるのか期待がふくらみ、ファンにとってはとても楽しみな選手です。