最優秀選手と新人賞

先週の「ツアー選手権」で米PGAツアーのシーズンが終了し、シーズン通して活躍した選手を表彰する時期がやってきました。年間最優秀選手(ジャックニクラウス賞)と最優秀新人賞(アーノルドパーマー賞)のふたつが大きな賞になります。

PGAツアーがそれぞれの賞の最終候補者を発表しました。米ツアーのメンバーによる投票によって受賞者が決められます。

年間最優秀選手の候補として挙げられた選手は、パトリック キャントレー、ブライソン ディシャンブー、ハリス イングリッシュ、コリン モリカワ、ジョン ラウムの5名です。新人賞候補としては、ガリック ヒゴーとウィル ザラトリスの2名です。

キャントレーはシーズン4勝をあげ、特にプレーオフシリーズ第2戦、第3戦で2週連続優勝を飾り、フェデックスチャンピオンになりました。ディシャンブーは昨年9月の「USオープン」を含む2勝をあげました。昨年の「USオープン」は、コロナのために開催が9月に延期となったため、この大会も対象となります。コリン モリカワは、「全英オープン」を含む2勝をあげています。ハリス イングリッシュも2勝あげました。

ジョンラウムは、メジャータイトル「全米オープン」の1勝のみでしたが、ツアー選手権では2位に入り、シーズン通した1ラウンドの平均スコアが69.04で、ツアーNO.1の成績でした。

新人賞対象のヒゴー(22歳)は、南アフリカ出身のレフティーです。米ツアーに参戦してわずか8試合目で優勝を飾り、現在世界ランキング47位の選手です。ザラトリス(25歳)は、ご記憶のかたもあると思いますが、松山英樹が優勝した今年の「マスターズ」で2位に入った選手です。松山は最終ホールをプレッシャーのためかボギーとしましたが、もしもう1打よけいに叩いていたら、ザラトリスとのプレーオフになっていました。かれは「全米プロ選手権」でも8位タイに入っています。

わたしにはもちろん投票権はありませんが、あったとしたら年間最優秀選手はパトリックキャントレー、新人賞はウィルザラトリスに投票します。