米ツアーは「ツアー選手権」をもって、昨年9月から始まった長いシーズンを終了しました。実際にはコロナのため2シーズンが統合されたので、一昨年9月から始まったシーズンがようやく終了したことになります。でも、新たなシーズンは10日後の9月16日からスタートします。米ツアーのツアーカードを持っている選手にとっては、シーズンオフとなる期間がほとんどないので、年中試合に出て賞金を稼ぎ、世界ランキングを上げることができます。
昨日のこのブログでも書きましたが、シーズン最終戦となった「ツアー選手権」の優勝賞金は1500万ドル(約16.5億円)で、2位の選手は500万ドル(約5.5億円)と破格の金額です。
3位に入ったケビン ナーは400万ドル、4位のジャスティン トマスが300万ドル、5位タイとなったエグザンダー シャフレとビクター ホブランドにはそれぞれ220万ドルが与えられ、これらの金額は米ツアーの通常の大会の優勝賞金を上回るものです。
そして、最下位に終わったジャキーム ニーマンでさえ40万5千ドルを手にし、3日目のプレー中に手首を負傷し、最終日を棄権したブルック スケプカも39万5千ドルもらっています。
米PGAツアーが他のツアーと比較していかに大きいか、また米PGAツアーでトップ30位になることがいかに名誉なことで、賞金額はそれを反映しているものだということが理解できます。事実、「ツアー選手権」まで残った30名には、来年のメジャー大会「全英オープン」への出場資格が与えられます。
あるメディアが、フェデックスチャンピオンに輝いたパトリック キャントレーの今季のパフォーマンスをおもしろい形で表現していますので、以下紹介します。
シーズン中に獲得した賞金 $22,638,805.
出場試合数で割ると $984,296.
ラウンド数で割ると $305,930.
ストローク数で割ると $4,401. (48.4万円)
トッププロにとって一打の重みはわれわれの想像をこえるものとなります。