今週の欧州男子ツアーは、スペインでナショナルオープン(国名を冠したオープン競技)である「スペインオープン」が開催されます。ナショナルオープンはどの国においても、その国のもっとも権威と歴史のある大会のひとつになります。
この大会に現在世界ランキング1位で、今年6月「全米オープン」で初のメジャータイトルを手にしたジョン ラウムが出場します。彼はこの大会を2018年、19年に連覇しています。昨年はコロナウィルスの影響で大会が中止となったため、今年の大会で優勝すれば3連覇を達成することになります。今までにこの大会で3勝しているのはセベ バレステロスだけなので、優勝すればセベに並ぶことになります。
ラウムは約2年振りに母国に帰ってきて、「自分の存在がスペインでとても大きくなっていて自分でも驚いている。ゴルフの枠を超えて、テニス界のラファエル ナダル、モータースポーツ界のフェルナンド アロンソのような存在になってきているように感じる。」と話しています。
世界ランキング上位の選手のほとんどが、米PGAツアーでプレーしており、今回の大会には彼に対抗できるような選手が出場していないので、かなり高い確率でラウムが優勝しそうです。
同様に今年初めてメジャー大会「マスターズ」で優勝した松山英樹は、2016年に「日本オープン」を制覇しています。彼が現在主戦場としている米ツアーは9月の初旬にシーズンが終了し、「日本オープン」は例年10月に開催されます。松山が、毎年「日本オープン」だけは出場するという姿勢をもし示したなら、日本男子ゴルフ界に大きく貢献することができるし、何よりも本人の人気が高まると思うのですが、、、