米PGAツアーの「CJカップ」は3日目を終えて、リッキー ファウラーが2位に2打差をつけて首位に立ちました。ひさびさに最終日の優勝争いに加わりました。
ファウラーは、2019年2月の「フェニックスオープン」で優勝しツアー5勝目をあげてから、徐々に調子を落とし、2010年の「全英オープン」から毎年連続して4つのメジャー大会に出場してきましたが、43試合目となる今年の「マスターズ」でその記録が途絶えてしまいました。その中でも2014年の成績は、惜しくもタイトルには手が届きませんでしたが、マスターズ5位タイ、全米オープン2位タイ、全英オープン2位タイ、全米プロ選手権3位タイとすべてのメジャー大会で5位以内に入る成績を残しました。
ファウラーは「ライダーカップ」でも、過去3回の大会に連続して出場していましたが、先月開催された大会ではメンバーからはずれてしまいました。また、おじいさんが日本人ということもあり、とうしても東京オリンピックに出場したいと思いから右腕に五輪マークの刺青を入れていましたが、その夢もかないませんでした。そして、世界ランキングもちょうど1年前の「CJカップ」に出場したときは43位でしたが、現在は128位まで大きく順位を下げています。
そうはいってもファウラーは32歳とまだまだ若く、来月には初めての赤ちゃんが誕生します。このままずるずるとゴルフシーンからフェードアウトするわけにはいきません。13人の選手が4打差内にひしめいているため、優勝のゆくえはまったくわかりませんが、最終日のファウラーのプレーから目が離せません。