松山英樹 「ZOZO選手権」凱旋帰国

本日の全国紙の朝刊に以下の書籍案内が掲載されました。

松山がことし8月に出版した「彼方への挑戦」についてです。今週日本で開催される「ZOZO選手権」に出場するために、松山が凱旋帰国するタイミングで再度掲載されたようです。

松山はいままでメジャー大会の前の週は試合に出ないで調整に充てていましたが、最近は出場するようにしています。ことしの「マスターズ」を優勝したときも、その前週開催された「テキサスオープン」に出場していました。今回も先週開催された「CJカップ」に出場し、実戦感覚を失わないまま、「ZOZO選手権」に出場します。2年前に第1回目の大会が開かれたときは、タイガーウッズに次いで2位となっています。今回はどうしても優勝して、「マスターズ」を制覇した実力を、日本のファンの前で披露したいと願っているでしょう。

「ZOZO選手権」で優勝できればそれが最高ですが、松山はとにかく米PGAツアーで、なるだけ早い時期に1勝することが大切です。メジャータイトルをとるとメディアを含め周囲の人の接し方が大きく変わります。その変わり方が大きすぎて、あるいは優勝したときの自分のスイングフォームやメンタル面にこだわりすぎて、プレーに変調をきたす選手が出てきます。

南アフリカのトレバー イメルマンという選手は、2008年に29歳で「マスターズ」を優勝しました。しかし、それ以後一度もツアー優勝をすることができず現役を引退し、41歳の現在はゴルフ中継の解説者をしています。

アメリカのザック ジョンソン(45歳)は、2015年に2つめとなるメジャータイトル「全英オープン」を制覇したのち今まで6年間勝ち星がありません。また、現在世界ランキング13位まで戻ってきた若いジョーダン スピース(28歳)でさえも、3つ目のメジャータイトル「全英オープン」を2017年に獲得してから、次のツアー1勝までに約4年を要しています。

すべてのプロゴルファーの夢である「メジャータイトル」ですが、苦労して苦労してやっとの思いで1つ手に入れたと思ったら、それはそれでまたあらたな悩みの種になってしまうようです。