コーンフェリーツアー予選会

松山英樹が日本で「ZOZO選手権」を上位で戦っていた時とちょうど同じ頃、石川遼はアメリカにいました。9月23日のブログで紹介しましたが、石川は来年1月から始まる米PGAツアーの下部ツアー「コーンフェリー」への出場資格(ツアーカード)を得るため地区予選大会に出場していたのです。まず下部ツアーの出場資格を手にいれて、そこで1勝をあげるか年間ポイント獲得者上位に入ることによって、米PGAツアーへの復帰を果たそうと。

https://worldgolfinformation.com/2021/09/23/

石川は日本ツアーのメンバーなので一次予選は免除され、全米5会場で開催された二次予選会のうち、カリフォルニア州で開催された大会に19日から22日までの4日間出場しました。しかし、結果は残念ながら35位タイと最終予選に進むことはできませんでした。

もし最終予選会に進むことができて、そこでまた上位に入れば、条件付きの「コーンフェリー」ツアーカードを獲得し、さらに11月4日からの大会で上位の成績をおさめることができれば、さらにツアーカードの条件をよくすることができ、出場試合数が増えたはずでした。

石川は来季も日本ツアーでプレーすることになります。彼が今後米PGAツアーの試合に出るためには、今季の日本ツアー賞金ランキングで1位か2位となり、その資格で出場可能な試合に出場するか、スポンサー推薦が得られる試合に限定されます。

なお、フロリダで開催された今回の二次予選には、エリック コンプトン(41歳)が出場し4位タイの成績で最終予選進出を決めました。コンプトンと言えば、今までに2回も心臓移植手術を経験し、それでもプレーを続けている選手です。

https://worldgolfinformation.com/2021/03/17/

2012年から2016年まで米PGAツアーでプレーし、ツアー優勝はしていませんが、2014年の「全米オープン」では2位タイの成績をおさめています。「見る人に感動や勇気を与えるプレーヤー」という表現がありますが、彼こそがまさにその言葉があてはまる選手で、心から声援を送りたくなるなります。