昨日に続いて、欧州ツアー最終戦「ツアー選手権」の続報です。
初日首位だったローリー マキロイは、1打差の首位で迎えた最終18番ホール(パー5)、ティーショットをフェアウェー左のバンカーに入れて2打めを刻んだ後、グリーンを狙った3打目はわずかにグリーンに届かず、手前の斜面をころがって池に落ちてしまいました。結局このホールをダブルボギーとして、首位に1打差の4位タイに後退しました。
一方幸運に恵まれたのは、コリン モリカワでした。17番(パー3)のティーショットは右にそれ、グリーンすぐ横の池の方向に飛んでいきました。しかし、地面で一度はねたボールはハザード杭に当たって、池に落ちずに済みました。このホールをパーで切り抜けたモリカワは、初日と同じ4アンダーでホールアウトし、首位と2打差の6位タイと絶好に位置につけています。この大会を優勝するかどうかまだ分かりませんが、アメリカ人初となる「年間最優秀選手賞」のタイトルはほぼ手中にしました。
2日目7アンダーのスコアで首位タイに上がってきたのは、シェーンローリー(34歳)でした。2019年の「全英オープン」の覇者ですが、その後優勝がありません。ここ最近も世界ランキング40-50位の間を行ったり来たりです。もし優勝すれば世界ランキングも30位まで上げ、再浮上のきっかけになります。最近は筋トレやフィットネスに取り組む選手が主流で、彼のようなやや肥満体形の選手は数が少なくなりました。やはり、腰のまわりにたくさん筋肉・脂肪があると、腰の回転が鈍くなるからでしょうか?
2日目を終わって、世界ランキング44位のセルジオ ガルシアが8位タイに浮上してきました。ポール ケーシーも首位と5打差の13位タイまで順位をあげてきました。あと2日間のプレーに注目しましょう。