先週、タイガー ウッズがホストを務めた「ヒーロー ワールド チャレンジ」がおこなわれ、今週から米PGAツアーはクリスマス、年末年始休暇に入ります。来年1月6日からハワイで「セントリー トーナメント」という昨シーズンの大会に優勝した選手が集う大会まで、公式試合は予定されていません。
その期間中に、メジャータイトルをとった選手が、基本息子と組んでチーム戦でプレーする「PNC選手権」が、12月18、19日の二日間、フロリダ州のリッツカールトン ゴルフクラブで開催されます。
1995年から始まったこの大会は、以前「ファーザー&サン チャレンジ」と呼ばれていましたが、2020年からスポンサーの名前を冠して「PNC選手権」と大会名が変更になりました。1999年の大会ではジャック ニクラウスが息子と組んで優勝をしたこともあります。
ことしのこの大会に、なんとタイガーウッズが息子のチャーリーと組んで出場することが決まりました。タイガーは昨年のこの大会にも出場しており、2回目の出場となります。今年2月の交通事故以来初めて、ファンの前でプレーをすることになります。
「ヒーロー ワールドチャレンジ」の試合前、ホストとして記者会見に臨んだタイガーは、「米PGAツアーでプレーできるようになるまで回復するのは、いつのことになるかわからない。ただ、プライベートではラウンドも開始している。」と述べていました。
試合は、チームの2人がティーショットを打ち、いい方のボールの位置から2人が別々のボールを打ち、またいい方のボールを選択してそこから打つことを繰り返すスクランブル形式でおこなわれます。タイガーは先日ショートアイアンを練習場で打つ姿をSNSで公開していましたが、この試合では彼がドライバーショットを打つ姿も見ることができます。ドライバーをどの程度の力で振っているのか、そこらあたりをファンとして気になるところです。 タイガー以外には、ニック ファルド、トム ワトソン、リー トレビノといったレジェンドが息子と組んで、また東京オリンピックで金メダルを取った女子選手ネリー コーダはお父さんと組んで、そして、ジョン デイリーが息子と組んで出場します。