今週の米PGAは、グレッグ ノーマンがホストを務める「QBEシュートアウト」が開催されています。2人がチームになってプレーする大会で、以前はノーマンのニックネームをとって「シャーク シュートアウト」と呼ばれていましたが、保険会社のQBEがタイトルスポンサーになって、現在の大会名になりました。
グレッグノーマンは、現在男子プロゴルフ界を揺るがせている新リーグ構想のまさに渦中の人物です。彼は米PGAで活躍するトッププロを高額な移籍金、年俸で引き抜いて、チーム戦で戦う新リーグのコミッショナーになることが決まっています。そして彼のバックにはサウジアラビアの潤沢なオイルマネーからなるファンドが存在しています。
米PGAツアーから選手を引き抜こうとしている側の人間が、米PGAツアーの大会のホストをつとめるという、ちょっとありえない構図となって開催される「QBEシュートアウト」
は、ことしが33回目となりますが、来年以降も引き続き開催されるかどうかは不明です。
ことしの大会には新リーグに移らないかと声がかかりそうな、人気のあるトッププロは出場していません。また、主催者側は新リーグの具体的な構想、米PGAツアーから移籍してくる選手名など近々に発表すると言っていましたが、いまだに発表がありません。
新リーグ構想は難航しているのか? あるいは年明けにファンがびっくり仰天するような内容が発表されるのか? どうも前者のような雲行きです。
なお、米LPGA Qシリーズの第2ステージ2日目のプレーを終えた渋野と古江の順位は以下のサイトから。首位とは大きく水をあけられていますが、渋野は7位タイ。古江は5位と順位をあげてきました。
http://leaderboard.symetratour.com/public/QSLeaderboard.aspx