来年１月から始まる米LPGAツアーの出場権(ツアーカード)をかけて、８ラウンドをプレーするQシリーズがようやく終わりました。日本からは渋野と古江のふたりの選手が出場していました。
渋野は昨日７９を叩いて大きく後退しましたが、今日は５バーディー、２ボギーの６９でホールアウトし、最終順位を２０位タイとして、来季のツアーカード獲得を決めました。
渋野は初日、２日目と出遅れましたが、その後盛り返し最終的に上位で終えるかと思っていたら、昨日の７ラウンド目にダブルボギー２つを含む７９のスコアで、４５位タイまでの通過が正直危うくなっていました。しかし、最終ラウンドで６９をマークし、来季のツアーカードを手にすることができました。
古江のほうは、初日から最終の８ラウンド目まで終始あぶなげないプレーで上位をキープンし、７位で終えています。
http://leaderboard.symetratour.com/public/QSLeaderboard.aspx
渋野は当初の予定では昨年Qシリーズに挑戦するはずでしたが、コロナウィルス感染拡大によって昨季と今季のシーズンがひとつとなったため、選手の入れ替え戦となるQシリーズの開催が中止になりました。そのため、この１年間は「全英女子オープン」覇者として出場ができるメジャー大会とスポンサー推薦がもらえる試合にしか出場することができないうえに、日本に帰国すれば２週間の自主隔離を余儀なくされ、アメリアでは十分に実力を発揮することができませんでした。
ツアーカードを獲得した渋野は、来季アメリカツアーに腰を据えて取り組むことができるようになり、まずツアーでの１勝を目指していくことになります。そして、その延長線上で「全米女子オープン」などのメジャータイトルをもうひとつ獲得できれば、、、という気持ちでしょう。来季の彼女の活躍に大いに期待しましょう。