コリン モリカワ(24歳)にとって今年は最高のシーズンでした。本格的に米PGAツアーでプレーし始めてわずか2シーズン目ですが、2月にメジャー大会に次ぐ大会WGC(ワークデイ選手権)に優勝し、7月には「全英オープン」を制してメジャータイトル2つめを手にしました。そして、11月欧州ツアーの最終戦「DPワールツアー選手権」でも優勝し、併せて欧州ツアー年間最優秀選手にも輝きました。そして、世界ランキングの順位をジョンラウムに次ぐ2位まであげています。
また私生活では、いままでずっとつきあっていたガールフレンド、キャサリン ズーとの婚約を発表し、公私ともに本当に充実した年になりました。
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モリカワは、来年1月20日からDPワールドツアー(旧 欧州男子ツアー)で開催される「アブダビHSBC選手権」に出場することを発表しています。アブダビが首都であるアラブ首長国連邦は、潤沢なオイルマネーをもとに最近大きな国際的スポーツイベントを開催しており、先週はモータースポーツF1のシーズン最終戦も開催されました。
DPワールドツアーの大会では、出場する選手に対して順位によって支払われる賞金以外に、出演料(appearance fee)を支払うことが認められており、大会の注目度をあげるためトッププレーヤーに多額のお金を払って招待します。
モリカワにも当然お金が支払われているはずですが、彼は以前より「米PGAツアーだけにこだわらず、世界中でプレーしたい。」と口にしており、来年秋に日本で開催される「ZOZO選手権」、「フェニックスオープン」のどちらか、きっと顔を見せるはずです。
モリカワは先々週の「ヒーロー ワールドチャレンジ」で、最終日を首位でスタートし、優勝すればジョン ラウムを抜いて世界ランキング1位になる予定で、多くのファンはそう確信していましたが、なんど2ダブルボギー、2ボギー、2バーディーの76と珍しくスコアを乱し、5位タイに終わってしまいました。
メジャータイトル、WGCの優勝、欧州ツアー年間最優秀選手賞のひとつだけでもすごいことなのに、その上世界ランキング1位になってしまうと、達成感が大きすぎて来年へ向けてモーティベイションが低くなってしまいそうです。世界ランキング1位のタイトルは来年にとっておくのがいいかもしれません。