ことしも余すところ2週間となり、海外のゴルフメディアも今年大きな活躍をした選手を特集した記事を掲載する時期になりました。ゴルフダイジェスト電子版が4位に選んだのはフィル ミケルソンです。
ミケルソンの誕生日は6月16日で、ことし51歳となりました。そのわずか24日前の5月23日に50歳で「全米プロ選手権」に優勝しました。いままでの最年長メジャー優勝者はジュリアス ボロスという選手で、1968年の「全米プロ選手権」を48歳の時に勝っています。ミケルソンの優勝はこの記録を上回り、メジャー優勝最年長記録の樹立となりました。ちなみに、ジャックニクラウスが1986年の「マスターズ」を優勝したのは46歳の時でした。
一般的に40歳を超えると、体力的に米PGAツアーの試合に優勝することさえ難しくなると言われています。そんななかミケルソンの50歳でのメジャー優勝は本当にすごいことです。彼がSNSなどでよく自慢する鍛えぬいたふくらはぎに垣間見れる鍛えた体、そして長いプロ生活を通して大きな怪我を経験していない体のケア方法のたまものと言えるかもしれません。
https://twitter.com/GolfDigest/status/1164149664544886785/photo/1
現在レギュラーツアーとかけもちでプレーしているチャンピオンツアー(旧シニアツアー)で、すでに4勝を挙げ今後も勝ち星を増やしていきそうですが、いずれはニック ファルドの後を継いでテレビのゴルフ中継解説者になるのではとうわさされています。非常にはなし上手で、米ツアー通算45勝(歴代8位タイ)、メジャータイトル6つ(歴代12位タイ)の実績から発せられるコメントには重みと説得力がありそうです。