メジャー大会とそれに準ずる「プレーヤーズ選手権」を優勝した選手とその子供か親が組んでチーム戦で2日間36ホールを戦うエキシビション「PNC選手権」が終わりました。
もともとは「父&息子チャレンジ」という大会名で1995年からおこなわれてきましたが、女子プロ選手にも門戸が開かれ、若くしてメジャータイトルを獲得した選手にはまだ一緒にプレーできる息子はいないので、お父さんと組んで出場することができるようになりました。松山英樹選手は今年「マスターズ」に優勝したので、お父さんと組んで出ようと思えば出場は可能です。
今年の大会には、6月の「全米女子プロ選手権」で初めてメジャータイトルを手にし、東京オリンピックでも優勝を果たしたネリー コーダ(23歳)が、もとプロテニスプレーヤーでテニスのメジャー大会「全豪オープン」を優勝しているお父さんと組んで出場しました。
また、世界ランキング6位で、2017年松山を振り切って「全米プロ選手権」を制したジャスティン トマス(28歳)は、クラブプロであるお父さんと組んでの出場です。
なんと言っても、今回の一番の話題と言えば、今年2月交通事故に遭い右足に大けがをし、その後ずっとリハビリを続けていたタイガーウッズが、事故後初めてファンの前でプレーするということでした。そして、彼と組んで出場する息子のチャーリー(12歳)のゴルフの腕前がすごすぎることです。
しかし、ウッズチームは残念ながら2位に終わり、優勝したのは、ジョン デイリーが息子と組んだテイリーチームでした。
息子ジョンデイリー2世もジュニアではすでに有名な選手で、大会初日に父のパターがぜんぜん入らないの見て、「誰か父さんにパターを教えてやってよ。」と周囲に漏らしていたとうつわものです。
スーパースターの次の世代も確実に育ってきているので、非常に楽しみです。