世界ランキングの2021年最終版による上位10位の選手は以下のとおりとなります。
- ジョン ラウム
- コリン モリカワ
- ダスティン ジョンソン
- パトリック キャントレー
- ブライソン ディシャンブー
- エグザンダー シャフレ
- ジャスティン トマス
- ビクター ホブランド
- ローリー マキロイ
- ルイ ウーストヘイゼン
このうち上位5名の選手のおもな活躍を簡単に述べていきます。
1位のラウムは、6月の「USオープン」でメジャー初タイトルを手にしました。その直前の「メモリアルトーナメント」では、2位に6打差をつけてホールアウトした3日目のプレー直後にコロナ陽性が判明し、最終日棄権を余儀なくされ、まぼろしの優勝となってしましました。また、8月の東京オリンピックにもスペイン代表として出場予定でしたが、出国段階の検査でまたもコロナ陽性となり、出場をあきらめずを得なくなりました。コロナにさんざん泣かされた1年であっても、ランキング1位をキープしたのはさすがです。私生活では4月に女の子が誕生しました。
2位のモリカワについては2日前に書いていますのでこちらをご一読ください。
https://worldgolfinformation.com/2021/12/28/
3位のジョンソンは、昨年コロナのために延期され11月に開催された「マスターズ」で優勝し、今年の2月欧州ツアー(現在DPワールドツアー)の大会「サウジインターナショナル」で優勝して以来優勝がありませんが、トップ10の成績を6回出しています。
4位のキャントレーは、「メモリアルトーナメント」で勝ち、米PGAツアーのプレーオフシリーズの「BMW選手権」と最終戦「ツアー選手権」を連続優勝しました。アプローチショットをピンに寄せ、パットを氷のように冷静に、そして確実に沈める姿から「パティーアイス(Patty Ice)」というニックネームまで生まれました。
5位のディシャンブーは、コロナで延期され昨年10に開催された「USオープン」で優勝した後、今年3月には「アーノルドパーマー招待」で優勝しています。彼については、なんと言っても筋肉増強によって大幅にドライバーの飛距離を伸ばし、ツアーを席巻したことが最大の話題です。平均飛距離323,7ヤードは米ツアーNO1の記録です。また、ブルックスケプカとの確執も大きく取り上げられ、最後には二人によるマッチプレーまで開催されてしまいました。
4月の「マスターズ」を制覇した松山英樹は18位、金谷拓実は50位で今年を終えます。金谷はぎりぎり50位に滑り込んだので、来年4月の「マスターズ」への出場を決めることができました。
世界中から集めたゴルフの最新情報を、来年もしっかりお伝えしていきますので、どうかよろしくお願いいたします。