全米女子オープン 賞金総額大幅アップ

女子ゴルフのメジャー大会「全米女子オープン」を主催する全米ゴルフ協会(USGA)は、今年の大会の賞金総額を大幅にアップすると発表しました。今年の大会は6月2日からノースカロライナ州の「パイン ニードルロッジGC」で開催され、ディフェンディング チャンピオンはもちろん笹生優花です。

昨年の大会の賞金総額550万ドルから今年は1000万ドルへと大幅に増額されます。優勝者の賞金も180万ドルとなり、昨年の笹生の優勝賞金100万ドルから80%もの大幅な増額となります。ちなみに昨年の男子ゴルフ「全米オープン」を制したジョンラウムが手にした優勝賞金は225万ドルでした。今後5年かけて賞金総額をさらに1200万ドルへと増やす計画もあります。

この大幅アップが可能となったのは、「全米女子オープン」にプロメディカという非営利団体がタイトルスポンサーとなり、資金を出したためです。ですから、今後大会名は「プロメディカ全米女子オープン」となります。

これで女子の5つのメジャー大会にはすべてスポンサー名が入ることになります。開催時期の順にいくと、「シェブロン選手権(旧ANAインスピレーション)」、「KPMG全米女子プロ選手権」、「アマンディ エビアン選手権」、「AIG全英女子オープン」となります。

コロナの影響を大きく受けた日本企業ANAはことしからタイトルスポンサーを降りることになり、少しさびしい気がします。しかし、米LPGAのほうは右肩あがりの成長で、ファンを楽しませてくれます。