DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)の「アブダビHSBC選手権」2日目が終了しました。と言っても、日没のため多くの選手がホールアウトしていませんが、金谷拓実はプレーを終了し、トータル5アンダーで暫定5位タイと上位にとどまっています。
この日は風が強く、ホールアウトした選手の中でわずか5人しかアンダーパーを出していないという厳しいコンディションのなか、金谷の1オーバーは立派です。
先週の「ソニーオープン」では、金谷の後輩でアマチュアの中島が、同様に2日目を終わった時点で5位タイの位置にいました。今週は金谷が同じ位置に立っています。「ソニーオープン」と今週の「HSBC選手権」のフィールドの強さ(strength of field)、つまりどれだけ多くの世界ランキング上位の選手が出場している大会なのかを、ランキング算出のベースになる優勝者獲得ポイントで比較すると、まったく同じ46ポイントです。
なので現在の時点で、金谷は世界を相手に中島とまったく互角の戦いをしていることになります。しかし、問題はここからの決勝ラウンド2日間のプレーです。中島は3日目に2オーバーとスコアの伸ばすことができず上位から転落し、最終成績は41位に終わりました。
金谷が3日目にどんなスコアを出すか。上位に踏みとどまることができて、最終日優勝争いに加わることができるか、ウォッチしていきましょう。
以下の動画は金谷が初日6番(パー4)で2打目をカップインさせ、イーグルを奪った場面です。